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優秀なマネージャが好む言葉は「ジャッジ」

今火消しのプロジェクトに急遽参画している。だからblogを更新できないんだけど。。。


元請けの会社からも、プロジェクトマネージャが同じタイミングで参画している。
火消しだけに、すごく優秀なマネージャだ。
僕が今まで会ったマネージャの中では、群を抜いて。
まあ今までがマネージャという名前だけの人たちばかりで、マネージャの仕事を何もしてなかったから比べるのも失礼だと思うけど。


その人からよく聞く言葉が「ジャッジ」。


これには複数の意味があると思う。

  1. いつジャッジするのかという「ジャッジ」
  2. 誰がジャッジするのかという「ジャッジ」
  3. ジャッジするために誰が必要なのかという「ジャッジ」
  4. 何を決めるするのかという「ジャッジ」
  5. トレードオフの「ジャッジ」

一般的にうまくいっていないプロジェクトは、会議を見ればわかるようにこれらのジャッジがまったくされていない。
何を話し合っているのかわからない会議で、出席する必要のないメンバーまで参加させて行う会議。
これと同様のことがプロジェクトで起こっているだけだ。


特に時間が無限ではない以上トレードオフのジャッジは重要だ。
本番稼働を直前に控えているが大量の障害があるとする。
すべての障害を修正するのがベストだが、人員と期間の関係上不可能な場合もある。


並のマネージャは何がなんでもすべて直せの一辺倒だ。
だが、トレードオフはこの例以外にも多数存在するし、それを受け入れなければならない場合もある。


こうしたジャッジを的確に行うことが、マネージャの本懐だと強く感じた。
もしマネージャを目指している人がいるなら、進捗とか工数の管理ツールの使い方なんてものを学ぶんじゃなくて、「ジャッジ」について極めてほしい。


それこそエンジニアが求めるマネージャであり、プロジェクトを成功させるマネージャであると思う。


余談だけど、うちの社長もけっこうジャッジって言葉を使うんだよね。
社長は営業出身だけど。
だから社長すごいなって感じることが多いのかもしれない。