Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

生徒は自分の鏡

子供に教えるときは、彼ができるようにならなければ
教えている自分が悪い、と考えるようにしていた。


大人に教えるときはどう考えればいいだろう?


たとえば、研修としてある課題を渡して期日を決める。
期日に間に合わないときはすぐ報告するよう何度も念を押した。


しかし彼は報告せず期日に間に合わなかった。
この報告は実際の仕事の上で大事なことだし、
「何度も言ったのに!」と思って怒る。
これに間違ったところはないし、研修だから怒れば済む。
きっと彼も次から必ず報告するはずだ。


ここで考えを止めることもできる。
だが、この件で教えている自分に落ち度はまったくなかったのか?


いや、いくらでも考えられる。
彼に自分はどう思われているか?これを考える必要はあると思う。
でなければいつも同じことの繰り返しだ。
「最近のやつは何を考えているかわからん」ではない。


すべての人に好かれることは無理に決まっているが、
講師は違う。余計なことで嫌われないほうがいい。
いくらいいこと、正しいことを言っても、
人間としてよく思われていなければ、それは伝わらない。


嫌われる要因はできる限り取り除くべきだ。
服装や身だしなみ、話し方、語気の強さ、言い回し…
そう、彼も変わるべきだが自分も変わらなければならない。
「生徒は自分の鏡」なのだ。